せいしろうカンボジア日記

カンボジア留学の記録

まいにち日記12/13 風邪気味でトビタテ船橋さんと会う

今日は(?)、トビタテ留学ジャパンの発起人で、「海外に1万人送る」という目標達成のめどが立つまでトビタテのプロジェクトディレクターを務めていた人です。いろいろすごい人ですが、今日は「トビタテの父」に会ったということで話を進めます。

f:id:SeishiroCambodia:20191216021202j:image

体調不良でなんとか5時まで耐えた後、たぶんカンボジア史上初ドラッグクイーンになった日本人女性とお会いして(また今度お会いしてしっかりお話したうえで報告します)、そのまま相談会会場に向かいました。

概要のような

カンボジアに留学をしているトビタテ生のうちの6名があつまり、カンボジア料理のお店で船橋さんを囲んで大相談会を開きました。

船橋さんは現在シンガポールを拠点に、アセアン地域の起業家をつなぐハブとなるために活動しています。今回も山奥にある先端的なIT大学キリロム工科大学への訪問を理由にカンボジアに来られました。

いい自己紹介

私は、カンボジアの総理大臣のパレードで渋滞にはまった後、盛大に遅れて会場に着きました。セキュリティのためにモニボン通りを封鎖するのです。

定石通り自己紹介から始まりました。こちらも当たり前ですが、何をしているの?どうしてカンボジア?どうやって見つけたの?という相槌が帰ってきます(最近までの私には当たり前ではなかったので「当たり前」と書いているという点に注意ください)。そこに関して自信がないのはどうにかしないと、と早速思いました。

自己紹介は場数が効いてくるな、と船橋さんの挨拶と私を比べて思いました。そういう挨拶をするにはやはり、先の質問を先回しで解いておく必要があるのかと思います。
船橋さんが近く出版した著書「トビタテ!世界へ」にも、「Who are youにこたえる方法」という章があったようななかったような。

大相談会

船橋さんの醸し出す包容感的などっしりした感じの雰囲気と、しかしその中に確かにあるすごいオーラに惹かれて思わず姿勢を正して聞き入ってしまいました。たぶん先入観です。

周りの人も同じように引き込まれたか、船橋さんの近況、他国のトビタテ生の状況といったフォーメーションラップ的な会話が終わった後、徐々にお悩み相談になりました。

進路や将来に関する不安、優れた人と出会うためにすること、悩みを抱え込んだ時の解決法などなど。

その解答すべてを書くことが目的ではないので、船橋さんのお話の中でおもしろいなと思った一部を紹介します。

おもしろいと思った会話

船橋さんの昔ばなし

船橋さんが大学生の頃、彼女に魅力がないというようなことを言われて離縁されて絶望したという界隈では有名なお話があります。この彼女のセリフ(正確性に不安があるのでごまかします)を発言に対して行動が伴わないことを踏まえた意見だと認識したといいます。

行動することが魅力になる。もしくは魅力的な人は行動している。その当時の船橋さんがそう感じたかはわかりませんが、今の船橋さんはそういう解釈ができる語りをしました。

事実として、当時の船橋さんは睡眠時間を大きく削って哲学、心理学などを読み漁ったといいます。尋常の覚悟ではできないようなことを実行したことは確かです。

それを思うと、「行動する」を外界に対してのアクションだと考えている私がいることに気づきました。
自分に対しての活動が、「行動」になるのは結果が出るからでしょうか、それとも驚異的な熱量をもってして行うことが行動をするということなのでしょうか。これはしばらく考えてみたいと思います。

とあるOBの行動

船橋さんの来カンの目的はキリロム工科大学の訪問でした。
数名のグループとともにキリロムを訪れた帰り、バスが渋滞で進まず、当日帰国する人たちは飛行機の時間が怪しくなったそうです。そんな中あるトビタテOBがバスを降り、走ってきた地元民のバイクを止めて空港まで行った(そのあとの話、飛行機に乗れたかを聞き忘れました)という話がありました。

話を聞くときは、話のテーマになっていた「行動力」に感心して私もそうありたいと強く思いました。が今になって、その「アイデア」もしくは「状況判断力」の大きさに気づきました。

進まないバスの中で外を見て車の合間を縫って進むバイクを見て思ったのか、もしくは以前より持ち合わせていたのか、私は知りませんが、困った状況の中でも解決に向けた確実な一手を打ち込める能力は、優れた人が持ち合わせておくべきなのかもしれないと思いました。

これも経験と知識によるものが大きいとするならば、するならば何になるのでしょうか。

外圧が大きい

進路に関する相談の回答として船橋さんが語った自身のストーリーの中で、数多く繰り返したのは「外圧」という言葉。周りの圧力によって人生の決断(もしくは判断)をすることが多かったそう。

これも考えてみれば、自身の能力と周囲の趨勢をよく見たうえで、決断なり判断を下していることなのかもしれないと思いました。